お金以外の投資になるお話と主夫のつぶやき

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消費者が消費される時代-評価経済の裏側にあるもの-

「情報社会」という言葉を耳にするようになって長い年月が経過しました。

 

IT技術によって多くの人と繋がれるようになり、経済も大きく変わりました。

 

クラウドファンディングのような他人だった関係から「支援」という形で関係性が気付けたり、SNSで個人が容易に広告を出せるようになりました。

 

そして貨幣経済(消費社会)から評価経済へ移行していると言われる昨今。

 

当たり前ですが、人が集まるところにお金は集まります。人が容易に繋がれる時代だから「人を集める」ことが消費対象となっています。

 

今まで消費されるものは「物やサービス」といった人から少し離れた存在だったのものが「人」という直接的な存在が消費されるようになっています。

 

では人はどのように消費されているのか。

 

例えば最近出版されて売れているお金やマーケティングに関する本を思い浮かべてください。多くの本に「儲け方」の極意が書かれています。その内容に嘘はないと思います。確かに「そうだ!」と思える内容が書かれています。

 

その「共感」こそが消費対象であり、共感させることで著者は色々な場面で「評価」を受けお金を儲けています。

 

しかし私はその現代版の「共感」に問題点があると思っています。

 

ある学生さんがこう言いました。

 

「現代人は読解力が落ちている」

 

確かに最近売れている本の多くは文字が大きくわかりやすく、そして共感しやすい内容です。でもその安易さによって「議論」を生んだり、何かに挑戦する意欲が喪失されているように感じています。簡単にスッと頭に入ってくるインプットの情報の多さによって「挑戦する気になる」ことをアフォードしているからです。

 

昔から成功者の言葉に人は熱狂します。しかし、その言葉によって大衆が消費されることはありませんでした。なぜなら人との繋がりが弱いため、言葉の次には自分なりの行動によってしか次を生み出せなかったからです。でも今は次から次へと「共感」「されている」言葉を知れ、虚構の安堵に浸ることができます。

 

この「虚構の安堵」こそが消費の対象なのです。

 

そして本当に「人が消費される時代」の恐ろしさを感じることができるのは「グローバル化」の波がテクノロジーによってもっと身近になった時だと思います。

 

みなさんが頭に浮かべられた売れる本の著者は「共感」させる言葉の他に何かを持っていませんか?

 

西野亮廣さんは絵本。落合陽一さんは科学。堀江貴文さんは発想。

 

みなさんは「共感」の他に何を持っていますか?

 

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